電脳ヨーグルト

プログラミングの備忘録と私生活を

ADHDだと思う人に知ってほしいこと

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 最近はADHDという言葉が世の中に浸透してきたせいか、多くの人がADHD=発達障害というざっくりとした認識を持っているように思います。
インターネットの普及により、昔は医者と医者にかかるほど重症な状態の患者やその親族しか知ることのなかった概念を私たち一般の人でも獲得できるようになりました。
その結果ADHDの断片を切り取ったような情報をもとに自分はADHDかもしれない、あの人はADHDっぽいね。などその人なりのADHD像が形成されます。しかしながらADHDとは世間で語られているように一言で言い表すことができるようなものではなくもっと複雑なものです。
物事の一部分だけをみて全体をラベル付けするのは非常に危険です。
今なお続く有色人種に対する差別も、白人=優秀、有色人種=劣等種、という図式で全世界に広がりました。
このように簡略化された図式には物事の一部分しか入っていないことはおろか、まるっきり根拠のないデタラメでさえあることもしばしばあります。
なのでADHDについてできるだけ深く、色々な角度から理解することが大切です。
 
 個人的な意見ですが、世の中でADHDについてある程度までしっかり理解のある人というのは本当に少ないと思います。
1000人に1人いればいいほうじゃないでしょうか。
一時期、カウンセラーや精神科医の方々にお世話になりましたが、その道のプロの方でさえも人によって理解がバラバラで理論的に深く理解していると見受けられる方はほぼほぼいなかったです。
ですがADHDに関する資料は少なく、それも内容の信憑性がどれほど担保されているかも分からないようなものも多いので、ADHDについて理解するのは雲をつかむようなもので非常に困難です。

 ここで閑話休題して私がADHDというものを理解するきっかけとなった出来事を話すために少し時をさかのぼります。

小学生の時は問題児として先生からいつも目を付けられているような子供でした。
中学では成績はトップレベルで一見すると優等生のように見えましたが裏では不真面目みたいな風に思われていたかと思います。
そして高校に入りあることで大きな挫折を経験し、鬱みたいな感じになりました。
それ以来自分の内面についての分析をはじめ、過去を振り返って自分が周囲とうまく馴染めていなかったことに気づきました。
友達と呼べる人はいるのですがその中に自分と似た価値観を持つ人はだれ一人いなかったのです。
なので「自分は周りの人達と何がちがうのだろう?」ということを考え心理学書や医学書、哲学書などを読んでいました。
しかしながらこのような本を読んでも謎は深まるばかりで私の疑問は解消しませんでした。
 
 大学に入って最初の夏休みに人との関りが薄れたことがきっかけで再び鬱の兆候がきました。
その時とある発達障害について書かれたブログを一日中見ていました。ブログ自体は前に見たことがあったのですが、本格的に記事を読むようになったのはその時からです。

 そのブログの記事はどれも目からうろこの内容で、これまで掴むことができなかった雲のようなものがつかめるかも知れないという期待をもってむさぼるように読み進めていきました。これは私の現在の価値観の形成に非常に大きな比重を占める出来事で人生の中で最も影響を受けた出来事の一つです。

 Yukiさんという方が書かれています。おそらくこのような形で取り上げられるのは非常に嫌がられるかもしれませんが、体系的にまとめられた発達障害や心理学に関する記事は資料としての価値が非常に高く、ADHDについて私たち一般の人が理解する教材として非常に優れています。個人的な気持ちとしては申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、ためになるものをより多くの人に知って頂きたいという気持ちのほうが勝ってしまいました。

 結論から言うと私がADHDについてあれこれ説明するよりもYukiさんのブログをみればよく理解できると思います。なので私ができることとして、僭越ながらYukiさんのブログについて紹介させていただこうと思います。


 Yukiさんは私の人生を変えた恩人ですので記事を書きながら感謝の気持ちで泣きそうなのですが堪えて最後まで書くので、皆さん最後までお付き合いください。


こちらがブログのトップになります。タイトルは「いつも空が見えるから」通称「いつそら」で表紙絵もご自分で書かれているそうです。いい感じに和むほわーっとした絵だと思います。 
susumu-akashi.com


個人的に感じた「いつそら」の特徴がいくつかあるのですが、
まず1つ目文章が長い。
長い記事はメチャクチャ長いです。面白いのでスイスイ読めちゃうのですがたまに睡魔に負けて読んでる途中に寝落ちしちゃいます。

2つ目データのソースがしっかりとしていることです。
よくある「ADHDの特徴5選」みたいにソースが不明で個人の意見に近いような記事とは異なり、ちゃんとした論文や専門書からの引用されているので情報の信頼性が高いです。

3つ目データを基にした論理的な考察を自身でされているところです。
よくある書評記事とは異なり、論理の整合性のとれたユニークな考察をされているところが本当に素晴らしいと思います。失礼を承知で申し上げますと、このような文章を書ける女性は少ないと思うので小説とか書いたら絶対に面白い作品に仕上がると思います。

4つ目随所に感じられる気遣いです。
言葉の端々に丁寧な気遣いを感じられ、ブログを記事を見ているだけなのにまるで老舗旅館の加賀屋でもてなされているかのような錯覚を覚えます。(加賀屋いったことないけど・・・)


さて具体的な内容の方ですがどれも面白いです。ですがあえて勧めるとしたらADHDの人向けなのでこちらの記事ですかね。
susumu-akashi.com
この記事を読んだだけでも世間で言われるADHD=発達障害という見方も、逆にADHDの自分は才能があるのだと勘違いして声高く言うような方もADHDについての理解が十分ではないと理解していただけると思います。HSPといった心理学やアスペルガーなど様々な角度からADHDを紐解いているので記事を読むたびに絡まった糸が少しづつほどけていくような楽しみや喜びがあります。
 

そしてYukiさんのADHDに関する記事の今のところのラストナンバーがこちらの記事になります。
susumu-akashi.com
こちらの記事を仕上げるちょっと前からかなりの文章量の記事を短期間で書かれていたので本人の中でかなり核心に迫ったという確信があったのでしょうか。
私はこの記事を勝手にADHD最終章と呼んでいますが、リアルタイムで見ていて本当に感動しました。その前の10日くらいから含めて、「お、面白くなってきた・・・ かなり核心に近づいてきてる・・・ え、もしかしてついに核心に?」みたいな感じで本当に一つの物語の最終回を見たような気分になりました。読み終えた後はガッツポーズで、Yukiさんに「やったねー」って言ってハイタッチしたい気分になりました(笑)


最初の方にも書きましたが、医者やカウンセラーなどの専門家でも充分な知識を持っていない発達障害という分野について一人であれだけ丁寧に調べ上げられたのは本当に大変な努力を要したと思います。

現在も定期的に記事を更新されているので楽しみに見させていただいています。