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プログラミングの備忘録と私生活を

ゲノム編集された赤ちゃんが誕生したという報道について

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エイズウイルス(HIV)感染に抵抗力を持たせるため、ゲノム編集技術を使って遺伝子を改変した受精卵から双子の女児が生まれたと主張している中国の研究者、賀建奎氏が28日、2例目が妊娠初期にあることを明らかにした。

  賀氏は香港で開かれた遺伝学会議で、双子の女児は正常かつ健康に生まれたと説明。女児の経過観察のため研究を一時停止していると述べた。7組のカップルからの受精卵が移植に向けて準備され、2例目が妊娠初期にあるという。同氏が公の場に姿を現すのはゲノム編集で女児が誕生したと明らかにしてから初めて。

というニュースが今話題になっています。

ゲノム編集(ゲノムへんしゅう、英: genome editing)とは、部位特異的なヌクレアーゼを利用して、思い通りに標的遺伝子を改変する技術である。

ゲノム編集は遺伝子組み換えよりもかなり高い精度で遺伝子が改変できる技術で、AIとともに人類の未来に大きな影響を及ぼす技術です。

ゲノム編集を用いることでガンや先天性の疾患を予防できるというメリットがあるのですが、ゲノム編集を悪用?したらその人の思うような特性を付与できてしまうという問題があります。身長や筋肉量などの体型や太りやすさなどの体質など、さらには容姿までも変えることができてしまいます。その最たる例がこれから生まれてくる子供に自分の嗜好を組み込ませた「デザイナーベビー」です。

今回はHIVへの抵抗を持つようにゲノム編集した赤ちゃんらしいので、そこまで倫理面で問題がなさそうですが、もしこれがデマではなく、成功例として認められたら、追随してデザイナーベビーを作り出す研究者が現れ歯止めが利かなくなりそうです。

CRISPR-Cas9という技術を適用したそうですが、CRISPRは技術的に安全とは言い切れず、中国の約120人の科学者が、「CRISPR-Cas9」を用いてヒトの胚性遺伝子を編集するのは危険かつ不当であり、中国生物医学界の評判を傷つけるものだと強く批判する公開書簡を発表しています。

まだ生きている人間にすらゲノム編集の臨床が行われていない段階で、今回の赤ちゃんだったのでインパクトが大きかったみたいです。

中国ではゲノム編集を人にすることが禁止されていて、罪に問われるにもかかわらずこの賀建奎さんはなぜわざわざこんなことをしたのだろう。と思いましたが、これだけ世界に衝撃を与えることができたら結果オーライなのではないでしょうか。

今後のゲノム編集の動向に注目です。


P.S. 個人的には野次馬精神でゲノム編集されためっちゃ足が速い短距離選手とか、美人な人とか見てみたいです・・・