電脳ヨーグルト

ネガティブからポジティブへ

一億総コメンテーター社会では個人の闇の部分が出やすいのではないか

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 10年前に比べ言論の場が急増した

一昔前に比べ、今はSNSやYoutubeのコメント欄、Yahooニュースのコメント機能など個人がネット上に気軽に意見を書き込めるようになりました。

 

10年ぐらい前の2ちゃんねるが盛んだった時代では、インターネット上に自分の意見を書き込めるのは、ブロガーなどの情報発信者や2ちゃんねるなどの掲示板サイトの利用者ぐらいしかいませんでした。

 

ブロガーのように主体的に情報発信をする人は、人に記事を見て貰ってナンボなのでイメージというものを非常に気にします。

 

なのでやたらめったら口汚い罵りやテキトーな情報を発信する人はあまりいませんでした。

 

一方で2ちゃんねるのような匿名掲示板サイトは個人の発言の責任が問われたり、自分の評価に影響することが無いので好き放題書き込めます。

 

その結果、2ちゃんねるは罵詈雑言で溢れかえる不満の掃きだめのようなものから電車男のようなハートフルな物語まで生み出す、玉石混交のカオスなものになりました。

 

10年前、当時小学生だった自分は2ちゃんねるというと、なんとなく陰湿そうな大人達が悪口を書いているようなイメージを持っていました。

 

この時はまだある程度ITリテラシーの高い人々しか情報発信をしていなかったので、世間一般の人々の不満や妬み、嫉みなどの負の感情は表には出てきませんでした。

 

一億総コメンテーター社会

それから10年近く経ち、小学生から後期高齢者までもがスマホを持ってインターネットを楽しめるようになりました。

 

さらにYoutubeやTwitter、インスタグラム、各種ウェブメディアなど、自分の意見や感情を表現できる場所がどんどん増えました。

 

 

小学生でも気軽にコメントできるようになったことで、根拠に乏しい意見や、しょうもない言い争い、誤った情報など、それまである程度担保されていたインターネット上の情報の質が著しく低下し、カオス感が増しました。

 

このようなカオスな状況では情報を取捨選択をする能力、言い換えると正しい情報に到達できる能力が重要になってくると思いますが、世の中には自分の信じたいものを信じる人が多いので、そういう人にバイアスを取り払って数字や論拠を元に考えろといっても実践できないので、情報格差はますます深まっていくのではないかと思います。

 

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歴史を振り返ると、選挙権の拡大とともに政治が良くなったかといえば、必ずしもそうではありません。

 

政策の詳細を調べずに、知名度があって好感度が高い候補者にとりあえず投票するという人が多数いるせいで、衆愚政治に陥っているのが現状だと思います。

 

最近だとイギリスなんかが良い例だと思います。

 

今後さらに深まるカオス感

インターネット登場以前は、A君とBちゃんが喧嘩してお互いに罵りあっていても第三者である僕にはなんの関係もありませんでしたが、現代ではそのようなやり取りがネット上でいくつも散見できるようになってしまいました。

 

以前はこのようなやり取りがあまり好きではなかったのですが、最近ではこれが人間の本来の姿なのかなと割り切って見ています。

 

道徳上は自分がされて嫌なことをしてはいけない、人に親切にするべきだと我々は幼いころから教え込まれてきましたが、実際には人間誰しも負の感情を持つもので、それがインターネットの広がりとともに多くの人の目に入るようになっただけなのだと思います。

 

道徳なんてものは所詮道具に過ぎず、人が抱いている感情まで変えることはできません。なので匿名で好き放題書き込めるという環境が与えられれば、誰しもがついつい不平不満を書き込んでしまうのではないでしょうか。

 

 

今後カオス感が深まっていく中では、そのような現状を悟って「所詮人間なんてそんなもんだ」と割り切ることがある種のストレス対策になるのではないかと思います。